2章 インターネットビジネス
●インターネットの市場価値と影響力
メディアの「生活時間シェアの奪い合い」
ネットゎ都市生活者の、ライフニーズ(スタイルの多様化、つまみ食い、検索志向の進展)にぴったり合った。
●インターネットをビジネスに生かすとは?
成功指標の設定と、スモールサクセスの積み重ねによって「ネット的思考法」を社内に浸透させる。
・CRM
情報システムを応用して企業が顧客と長期的な関係を築く手法のこと。
●インターネットのメディア特性とビジネスのKSF
・KSF
キーサクセスファクター(英略称)とは、目標達成のために注力すべきポイント、目的、タスクを指す。
ネットのメディア特性=能動性・検索性・リピート性・双方向性。
CGMの浸透でネット情報の双方向性と拡大性ゎ飛躍的に強まっている。
・CGM
インターネットなどを活用して消費者が内容を生成していくメディア。
消費者が参加して情報が形成されるWebサイトゃコンテンツの総称。
ネットゎ消費プロセスの最初から最後までをカバーする。
ユーザーゎ複数のWebサイトを回遊して商品情報を収集する。
●Webビジネスとモバイルビジネス
Webサイトゎ情報リッチで総合的機能だが単体利用前提、
モバイルサイトゎ移動先端末と連動する機動性とツール性が特徴。
Webサイトゎ企業の全ての経営機能の顧客フロントになる。
モバイルサイトゎ戦略的ツール。
●企業経営とインターネット適合性
ネットゎ企業の「顧客フロント」であり、「店舗」に類似している。
店舗運営の知識。サイトの各種サービス/コンテンツゎ「接客」。
ナビゲーション設計ゎ店舗内の「導線計画」。
ネット適合性の高い企業とゎ部門横断型プロデュースの上手い企業ということである。
●ビジネスプランニングの手法
Webサイト戦略、ビジネスゴールを明確に定義しないと企画の具現化の段階でブレが起こる。
商品とユーザー行動特性に配慮したゴール設定。
自社製品ゃサービスが「ネット上でどぅ映るか?」「ユーザーゎどぅ行動するか?」が重要。
・BPR
企業活動に関するある目標(売上高、収益率など)を設定し、それを達成するために業務内容や業務の流れ、組織構造を分析、最適化すること。
Webサイトゃサービスゎサービスインしてからが勝負。運用が伴わないプロセスゃコンテンツの設計ゎNG。
業務の進捗状況の管理と、意思決定のエスカレーション体制の定義が重要。
●サイト・サービスの効果検証と指標。
WebサイトのROI、特に運用コストの「変動費化」に関する関心が高まっている。
・運用コストの削減ゎシビアに見るが、Webサイトが生み出す付加価値についてゎ無頓着だったりする。費用対効果(ROI)
・Webサイトの付加価値=集客力とコンバージョン
Webサイトが生み出す付加価値をビジネス視点で見ると集客力とコンバージョンに集約される。
・コンバージョン 転換
訪問者数のうち、「問い合わせがあった」「実際に成約した」等、顧客化に転換した割合。
Webサイトの機能と指標を構造的に表す方法にゎ階段モデルとピラミッドモデルがあり、これゎ商品種別に依存する。
ネットのメディアゎ、効果検証が比較的容易である。
KPI(効果測定指標)算定に基本となるのゎアクセス分析におけるPV、Visit、UUの測定。
ビジネスゴールの設定いかんいよって、コンバージョン測定ポイントゎ異なってくる。
●コーポレートコミュニケーション
企業とステークホルダーとの円滑な意思疎通を図る機能を表す。
主要要素ゎ、プレリリース・IR・リクルーティング・ブランディング&PR
・CMS
サイトの管理、構築したり編集したりするソフトウェアのこと。
Movable Type もCMS
●コーポレート・ガバナンス
・企業の経営を監視・規律すること、又はその仕組みをいう。企業統治(きぎょうとうち)とも訳される。
・企業ぐるみの違法行為を監視したり、少数に権限が集中する弊害をなくしたりして、企業を健全に運営すること。
また、その仕組み。企業統治。
●コンプライアンス【compliance】
・要求や命令への服従。
・法令遵守。特に、企業がルールに従って公正・公平に業務を遂行すること。
・服薬遵守。処方された薬を指示どおりに服用すること。
●ECビジネス
ECサイトの構成要素ゎ、集客、売場、品揃え(MD)、顧客化、フルフィルメント。
・フルフィルメント
物流、受注、決済、デリバリー、フォローなどのシステム
モールへの出店ゎ強烈な差別性を要求される。
・ECサイトの差別化
1.品揃え
2.売場訴求テーマ
3.サービス・付加価値
4.見せ方(魅力を視覚化。店頭ディスプレイ・陳列手法・POP)
「顧客を刺激する」総合的な店舗力が求められている。
「旬な」付加価値。シーズンモチベーション・ライフステージ
●リスクマネジメント
・営業活動に伴う危険を最小限の費用で食い止める経営管理活動。
・リスク識別→リスク評価→リスク対応
・Webサイトが貧弱だと、企業としての「格」や意識を疑われかねない。
・企業認知ゃイメージアップをTVCMゃ新聞広告のみで行っていた時代ゎ終焉しつつある。
●ホスピタリティ
お互いを思いやり、手厚くもてなすこと。
一般に「もてなし」と訳される。